時代は移ろいで行く。
変わらなければ振り落とされ、変われば自分を見失ってしまう。
それでも。
変わらないものはある。
それは見えないけれど、触れないけれど、確かにある。
人は誰しも、それを持っている。
だから。
それを信じて、歩いていけばいいんだ。
過去(きのう)を振り返ったっていい。
現在(きょう)に必死になったっていい。
歩くことをやめなければ必ず、未来(あした)は訪れるのだから。
ゆっくりでもいい。
僕らには、それしか出来ないのだから。
自分の歩調で、一歩ずつ――