「すべてを還せ、虚無の果てへと…」
2012年より連作としてスタートした「一角獣冒険譚 」。
その最終章「ミスランディア - 空に消えゆく獣」。
遂にシリーズ完結いたしました。
今回は…今回は…正直疲れました…。
イメージしていた結末がかなりヘヴィーなもの
だったこともありますが、
何よりも自分自身の暗部とかなり長い時間
向き合わざるを得ない結果になってしまったので…。
ブックレットに記載した物語の方も、
凄く観念的な部分があるので
読む人それぞれによって
浮かんでくる景色は様々に違ってくるのかも
しれません。
前作「バンダースナッチ」の時に感じた
「繋がっていく感」はいままさに自分の中で
「ひとつの終わり」
へと繋がった気がします。
何かを知るということ、何かを
告げるということ、選ぶということ。
それはいったいどういう事なのか。
運命があるのなら、それを知り、
受け入れながらもただ流されるのではなく、
その中で何かを選択をしながら
終わりへと進んでいく…。
人の生とはそういうものなのかな…。
完結を迎えた今、
ぼんやりながらもそんな事を
思ったりしています。
巨大な天変地異に見舞われ
ただそれを眺めるしかない少女が
求め願う選択とは…
そんなシーンから始まる本作がもたらす結末を
聞いてくださる方それぞれの感性で、
それぞれの視線で、何か一つでも
感じとってもらえたなら、
もうそれだけで充分です。
最後になりましたが今回ご参加いただいた
カヒーナ、IKUさん、真理絵さん、霜月はるかさんには
心より御礼申し上げます。
皆様のおかげでなんとか終わりまで
たどり着くことが出来ました。
また、盟友mo2氏はもちろんのこと、
久々の参加にもかかわらず、
素晴らしい楽曲を提供してくれたsyow君、
デザインや企画進行、販売を手伝ってくれるスタッフ、
影ながら支えてくれた友人達にも
この場を借りて感謝を伝えたいと思います。
そしてそしてなによりも。
いつも背中を押し続けてくれた
リスナーの皆様にも。
みんなのおかげでここまでこれたよ！
本当にありがとう！