夜叉との赦されぬ恋。
京が紅に染まる、激動の夜——
時は文明カ開化只中の京。
血を吸う宿命に苛まされた夜叉達は、
動乱の京都でやむを得ず再び要人暗殺を
請け負うことになる。
その人非ざる力に手を付けて、
再び紅に染まる彼ら。
ある日、数々の事件を起こしてきた夜叉達は、
ZFから手配され、貴女と共に追われる身となる。
北から逃亡した果てに、呪われた血が、
禊がれる日は来るのか?
すべては夜叉の未来のために——……。
キャラクター:
四朗(CV.梶 裕貴)
「信じていただけますか。だとえ私が血に塗れたとしても……」
激動の歴史を生き残ってきた、現存最古の夜叉。
物腰はやわらかく、外目はまるで少女のように美しい。
その正体は天草四朗時貞、そのひとである。キリシタンでありながら、
悪魔とも呼ぶれる夜叉(=吸血鬼)という罪を背負う。
死亡したと思われていたが、その後も230年以上、歴史の陰に
隠れて生き続ける。彼の吸血は恍惚を帯びており、血を吸われた
相手は身も心も四朗のものとなる。一時、主人公を置いて旅に出ていた。